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カーテンは外からの視線や明かりを遮ったり、お部屋のインテリアとしても活躍したりしますが、
一度吊るすと数年は同じカーテンを使い続ける、というご家庭が多いのではないでしょうか?
初めに購入したカーテンを今でもそのまま使っている、
いつまでも使い続けて大丈夫なのか?と気になる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は一般的なカーテンの寿命や取り替えの目安についてお伝えします。
一般的に「カーテンの寿命は約5年」という考え方があります。
しかし、ご家庭で使われているカーテンの中には10年以上使われているという方も珍しくありません。
なぜ、カーテンの寿命が5年といわれているでしょうか。
そもそもカーテンはどうして劣化するのでしょうか。
カーテンが劣化する原因はいくつかあります。
など
普段生活していて私たちが気付かないだけで、カーテンはこれだけの負荷にさらされています。
特に太陽光による劣化が一番激しく、
太陽光にさらされる期間が長くなればなるほどカーテンの劣化もどんどん進行していきます。
また、タバコのヤニや料理をしたときに発生する油を含む煙(水蒸気)などが
カーテンに付着して汚染されることで、カーテンの劣化が早まるとも言われています。
さらに、結露などでカーテンの裾が汚れて、適切なお手入れをせずに放置していると
黒カビが繁殖してカーテンが傷んでしまうケースもあります。
このように、複数の原因が重なってカーテンの劣化は進行しています。
カーテンの生地には、大きく分けると化学繊維と天然繊維の2種類があり、
使われている生地の素材によってカーテンの寿命に少し違いが生まれます。
カーテンに使われる化学繊維には、ナイロン・ポリエステル・アクリル・レーヨンなどがあります。
化学繊維のカーテンの場合、天然繊維のカーテンと比べて寿命が若干長くなります。
しかし、レーヨンという素材は水に弱いという性質があり、
洗濯をすると生地が縮んだり色落ちする場合があります。
また、水に弱いので梅雨の湿気でカーテンが傷むこともあります。
レーヨン以外の化学繊維を使ったカーテンは、湿気や汚れなどにある程度耐性があるので
天然繊維のカーテンよりも痛みにくいという特徴があります。
カーテンに使われる天然繊維には、コットン・リネン・ウール・シルクなどがあります。
自然風味の生地と色合いをカーテンとして使うことができるため、
天然繊維を使ったカーテンはおしゃれな窓装飾にピッタリです。
一方で、天然繊維は太陽光の影響を他の素材に比べて強く受けるため、
カーテンとして使った場合に日焼けや色落ちなど傷みやすいという特徴があります。
そのため、天然繊維の風合いを楽しみたいために選んだ方は、
比較的早い段階でカーテンの交換を考えたほうがいいでしょう。
先程お伝えしたように、カーテンを劣化させる一番の原因は太陽光(紫外線)です。
このカーテンが受ける太陽光の量とカーテンを吊るした場所の環境によって、
カーテンの寿命に大きな差が生まれます。
仮に同じカーテンを同じ年月で使用したとしても、
太陽光に晒される時間の長い南向きの窓に吊るされたカーテンの方が早く寿命を迎えることになります。
また、部屋によってもカーテンの寿命に違いが出ます。
リビングは家族が生活のメインとする場所なので、窓とカーテンが頻繁に開け閉めされたり、
料理をした時に出る油を含む水蒸気を多く取り込んでしまうなど、カーテンを劣化させる要因が複数あります。
一方で寝室のカーテンは、人の動きは小さく空気の汚れも少ないため、
カーテンが汚れる要因がリビングよりも少なくなります。
カーテンに使われている素材やドレープカーテンとレースカーテンなど
カーテンの種類によって若干の違いはありますが、
カーテンの寿命は意外と簡単に見極めることができます。
そこで、カーテンの寿命を見極めるポイントをお伝えします。
寿命を見極めるポイントで一番わかりやすいのがカーテンの色褪せです。
カーテン全体を見て、元のカーテンの色から変色している箇所が複数見つかったら、
カーテンの寿命がきていると思っていいでしょう。
特に、太陽光がよく入る南側の窓に取り付けたカーテンには注意が必要です。
太陽光によって色褪せが出てまだら模様になっている場合は、
5年経っていなくても早めにカーテンを交換することをおすすめします。
少し見極めが難しいポイントになりますが、カーテンの汚れをチェックしてください。
カビなどがカーテンの表面と裏面の両面に発生していないか確かめます。
特に、カーテンの裾部分は結露などの水滴が付着してカビの繁殖しやすい場所になりますので
カーテンの裾を注意深く観察して、黒ズミなどが見つかった場合はカビの可能性があります。
もしも、カーテンに黒カビが発生してしまって、
洗濯しても黒カビを洗い落とすことができなかった場合は、カーテンの寿命と考えていいでしょう。
さらに、カーテンを開け閉めしたときに手垢汚れが残る場合があります。
カーテンをよく掴む場所は手垢汚れがないか確認しましょう。
ただし、カーテンの色がブラックやブラウンなどの暗い色のカーテンですと
汚れを目では確認できない場合もあるので注意してください。
カーテンの手触りでも寿命を見極めることができます。
窓に取り付けた直後の新品カーテンの手触りは、カーテンに使われている素材による違いはありますが、
化学繊維ならつるりとした肌触りに、天然繊維なら素材の味を感じられる手触りを感じ取ることができます。
カーテンが劣化すると、この手触りが少し変化します。
例えば、カーテンには家の外からのほこりの侵入を防ぐという役目がありますが、
ほこりが多く付着したカーテンを触ると、どこかザラザラと粉っぽい手触りを感じ取ることができます。
他にも、リビングの窓に吊るしたカーテンにタバコのヤニや料理の油が付着していた場合は、
カーテンを触ると「ねとっ」とした手触りを感じることがあります。
ヤニや油汚れは、普通に洗濯しても汚れが落ちない場合がありますので、
その場合はカーテンをクリーニングに出すか、
寿命とあきらめてカーテンを買い替えることをおすすめします。
カーテンのほつれが目立つようならば交換することをおすすめします。
犬や猫などのペットと一緒に暮らしているご家庭では、
ペットがカーテンを傷つけてカーテンがほつれてしまうことがあります。
カーテンのほつれは、目で確認することができる大きさの物から、
一目では確認できない小さなほつれもあります。
また、カーテンの縫い糸が太陽光や紫外線によって劣化してほつれてしまうことがあります。
特に、カーテンの布の素材と違う種類の縫い糸を使っているカーテンでは、
布より縫い糸のほうが劣化するスピードが速い場合があるので注意が必要です。
小さなほつれを放っておくと、何かの拍子に爪などを引っ掛けてしまい、
ほつれが大きくなってしまう危険がありますので、
ほつれが見つかった時点でカーテンの交換を考えたほうがいいかもしれません。
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いかがでしたでしょうか。
普段のお手入れの仕方によっても寿命は変わってきますので、
しっかりとお手入れをしてお気に入りのカーテンを出来る限り長く使いたいですね。
お手入れ方法(カーテンの洗濯方法)については以前のコラムにも掲載されておりますので
そちらもあわせて参考にしてみてください。
参考資料:サンゲツHP
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